U23 国内最終戦4発大勝

南アフリカに快勝した日本イレブン=松本
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 「サッカー・国際親善試合、U23日本4-1U23南アフリカ」(29日、松本平広域公園総合球技場)

 日本がFW中島翔哉(21)=FC東京=の2ゴールなどで勝利した。リオ五輪代表18人の発表が7月1日に控える中、最終選考の場という意味合いがあったが、4月に右膝を負傷して以来の代表復帰となった中島が存在感を示した。

 日本は前半30分、DF亀川のハンドでPKを与え、モトゥパに先制ゴールを決められてしまったが、すぐに反撃に転じた。同37分、中央のMF矢島のスルーパスにMF大島が抜け出した。状況的にはそのままシュートも打てたが、左側でフリーになっていた中島へパス。無人のゴールに蹴り込んだ。

 さらに、同45分、左サイドの中島が右サイドへロングパスを通し相手を揺さぶると、これを受けた矢島は右サイドを駆け上がったDF室屋へパス。再びエリア内でボールを要求した矢島はゴロのクロスにダイレクトで合わせ、ゴール右上にシュートを突き刺した。続くロスタイムには、敵陣でボールを奪ったFW浅野のクロスに中島がヘッドで合わせてリードを広げた。

 後半3分、DF植田からのロングパスを相手選手がクリアミス。転々としたボールを拾った浅野が、2人をかわしながら相手GKの位置も見極めてシュートを決めた。

 中島は押し込むだけで良かった同点ゴールについては「あれはチームのゴールだし、僚太君(大島)がパスをくれたので、すごく感謝しています」。自身2点目のヘッドも「(小柄な)自分がヘディングで決められるボールなんてめったにないので、すごくいいボールでした」と謙虚に語った。3月のポルトガル遠征以来の代表復帰となったが、「メダルをとれるように1日1日を大事にしたいと思います」とリオ五輪本大会へ思いをはせた。

 日本の手倉森監督は後半に原川力、伊東純也(以上、後半開始から)、橋本拳人(6分)、豊川雄太(13分)、松原健(22分)、鈴木武蔵(34分)の6人を順番に投入。リオ五輪代表に招集する選手の見極めをした。

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