なでしこ崩され3失点目…2点差に

 「サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本-オーストラリア」(29日、キンチョウスタジアム)

 日本が完璧に崩されて、後半33分に3点目をオーストラリアに与えた。

 オーストラリアはMFバンエグモンドが右サイドからクロスを入れ、逆サイドでフリーで待ち構えていたMFゴリーがヘディング。ポストに当たったシュートはゴールに入った。

 日本は試合序盤は優勢に試合を進めていたが、前半25分にクロスボールからFWデバンナにヘッドを決められ先制を許した。さらに同41分には阪口のパスが主審に当たり、しかもオーストラリア選手の前に転がるという不運な展開からヘイマンに持ち込まれ失点。苦しい展開に追い込まれていた。

 前半終了間際に中島が右サイドの川澄にサイドチェンジ。攻め上がったDF有吉を経由して中央の阪口がシュート。相手GKの目前で大儀見が足を伸ばしてコースを変え、ゴールネットを揺らした。

 非常に重要な意味を持つ“次の1点”を相手に与えたなでしこジャパンは、非常に厳しい状況に追い込まれた。

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