日本サッカー協会が５日、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を見据えた日本女子代表・なでしこジャパン候補の沖縄合宿に参加するメンバーを発表した。キャプテンのＭＦ宮間あや（３１＝岡山湯郷）、ＭＦ川澄奈穂美（３０＝ＩＮＡＣ神戸）、ＦＷ大野忍（３２＝ＩＮＡＣ神戸）といったおなじみの顔ぶれのほか、ＤＦ乗松瑠華（２０＝浦和）、ＭＦ猶本光（２１＝浦和）、ＭＦ増矢理花（２０＝ＩＮＡＣ神戸）ら若手も選考。佐々木則夫監督は今回の合宿が選手選考の場であることを強く打ち出した。

　今回は海外クラブに所属する大儀見優季（１・ＦＦＣフランクフルト）、安藤梢（エッセン）らは招集されていない。合宿は１３日から１９日まで行われる。

　佐々木監督は日本協会を通じて「アジア最終予選に向けた選手選考の場となります。実践的なトレーニングで選手の意識も高揚してくるなかで、イメージの共有、質の向上を引き続きしっかり図っています」と競争の場であることを明言。「リオデジャネイロオリンピックの出場権を必ず獲得するという強い気持ちで臨みます」と決意のコメントを出した。

　今回の招集メンバーは以下の通り。

　▽ＧＫ　福元美穂（岡山湯郷）、久野吹雪（伊賀）、山根恵里奈（千葉）、山下杏也加（日テレ）

　▽ＤＦ　近賀ゆかり（ＩＮＡＣ神戸）、上尾野辺めぐみ（新潟）、岩清水梓（日テレ）、鮫島彩（ＩＮＡＣ神戸）、有吉佐織（日テレ）、高良亮子（仙台）、中村楓（新潟）、村松智子（日テレ）、乗松瑠華（浦和）

　▽ＭＦ　宮間あや（岡山湯郷）、川澄奈穂美（ＩＮＡＣ神戸）、阪口夢穂（日テレ）、川村優理（仙台）、中島依美（ＩＮＡＣ神戸）、猶本光（浦和）、増矢理花（ＩＮＡＣ神戸）

　▽ＦＷ　大野忍（ＩＮＡＣ神戸）、有町紗央里（仙台）、菅澤優衣香（千葉）、高瀬愛美（ＩＮＡＣ神戸）、横山久美（ＡＣ長野）

　最終予選直前のキャンプは２２日から大阪で行われ、最終予選に出場するメンバーは２５日前後に発表される予定としている。

　最終予選は２９日のオーストラリア戦から始まり、３月２日に韓国戦、同月４日に中国戦、同月７日にベトナム戦、同月９日に北朝鮮戦が行われる（会場はすべて大阪・キンチョウスタジアム）。