浦和、決戦へ軽めのメニューで最終調整
「Jリーグ・チャンピオンシップ・準決勝、浦和-G大阪」(28日、埼玉スタジアム2002)
第1ステージ覇者として、ホームにG大阪を迎える浦和は27日、さいたま市内で最終調整を行った。チームを率いるペトロビッチ監督は「今週、ここまででできた素晴らしい練習のイメージを残したいから」と、試合前日の恒例となっていたミニゲームなども行わず、全体練習を30分程度で切り上げるなど、軽めのメニューとなった。
年間勝ち点1位の広島が待つ決勝に向けた一発勝負。全体練習後には「最悪の状況も考えて」(DF槙野)とPK戦を見据えて、PKの個人練習を行う選手の姿もあった。G大阪戦では、左ふくらはぎ痛のDF森脇、右太腿裏痛のDF那須も戦列に復帰予定。一方で、首痛のFW興梠に関しては、指揮官が「ファイナルに向けて調整して欲しい」と直接伝えるなど温存となる見込みだ。
昨年の第32節(11月22日)には、勝てばリーグ優勝が決まる試合だったが、本拠でG大阪に0-2と完敗。優勝を逃した苦い記憶もあるが、DF槙野は「相手がG大阪で良かったと思っている。昨年から上積みしたものを出せれば」とリベンジを誓う。
「オーストリア(で監督をしていた)時代を思い返せば、一発勝負に関しては運がないなということがたくさんあった」と語るペトロビッチ監督は「明日、我々のチームは間違いなく素晴らしいゲームをするだろう。長年、運がなかった私に、明日は運が味方をして欲しい」と決戦を見据えた。