「Ｗ杯アジア２次予選、日本３－０カンボジア」（３日、埼玉）

　日本がカンボジアに勝ち、今予選で初白星を挙げた。シリア－シンガポールの試合が行われる前の時点だが、日本は１勝１分でシンガポールに次ぐ２位に浮上した。

　試合序盤からサイド攻撃とミドルシュートを中心に攻め続けた日本だったが、なかなか先制点を奪えないシンガポール戦と同様の展開に。悪夢が頭をよぎった前半２８分に、ペナルティーエリア付近からＦＷ本田圭佑（２９）＝ＡＣミラン＝が強烈な左足無回転ミドルで相手ＧＫの手をはじき先制点を奪った。

　前半１点のみに終わった日本は、後半５分にＤＦ吉田麻也がミドルシュートを決め追加点。同１６分には混戦からこぼれ球を拾ったＭＦ香川真司が決めて３－０とした。

　ただ、香川が前半にフリーでゴール至近距離のシュートを相手ＧＫにパスしてしまうなど、十分に決定機を生かし切れたとは言えない試合内容だった。