山口、中盤で孤軍奮闘も勝利に導けず

 「東アジア杯、日本1-2北朝鮮」(2日、武漢)

 連覇を目指す日本は北朝鮮に1-2で逆転負けを喫した。

 ボランチでフル出場したMF山口蛍(24)=C大阪=は暑さと疲労で動きの重い選手が続出する中、中盤で孤軍奮闘ともいえる働きを見せた。

 豊富な運動量と素早い寄せで球際の局面にほぼ勝利を収め、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)が何度も用いた、ルーズボールの競り合いや1対1のボールの奪い合いを表す「デュエル」の強さを体現した。

 後半開始直後にはペナルティーエリア内に侵入してシュートを放つなど代表初得点へ積極的な姿勢も見せたが、勝利に導くことはできなかった。

 パワープレーで2失点を喫した守備については「ロングボールを放り込まれると、1対1の勝負になってしまう。蹴らせないようにするしかない」と悔しさを押し殺した。

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