なでしこ 安藤梢が笑顔でカナダ出発
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サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)のカナダW杯メンバーで、初戦のスイス戦(6月8日)で左足首を骨折して帰国していたFW安藤梢(フランクフルト)が4日、成田空港発の航空機でカナダへと出発した。
左足に装具を着け、右手でつえをついて出発ロビーに姿を表した安藤。コメントすることはなかったが、周囲からの「いってらっしゃい」の声に笑顔を見せていた。
安藤はスイス戦で相手GKと交錯。このプレーで得たPKをMF宮間が決めたことでチームは1-0と勝利していたが、試合後に左足首の骨折が判明。日本に帰国し、手術を受けていた。
その後、チームは決勝に進出。日本協会の原専務理事によれば、国内のドクターの了承も得た上で再びカナダへと戻る決断を下したという。同専務理事は「安藤もバンクーバーに戻れることを喜んでいた。彼女の顔を見ることで、また勇気というかチーム力があがるかもしれない」と語った。
宿敵・米国とのファイナル。決戦を前に、今回の躍進の第一歩となる道を切り開いた安藤が、なでしこジャパンの勝利の女神となる。