サッカー日本代表ＦＷ原口元気（ヘルタ）が４日、来季へ向けて成田発の航空機便でドイツへ出発した。同じ日本代表として、なでしこジャパンの活躍に刺激を受けているようで、「『すごいな』と言っている場合じゃない。男子も負けられない」と引き締まった表情で搭乗ロビーへと向かった。

　なでしこジャパンのメンバーの中に直接面識がある選手はいないが、大儀見優季（ウォルフスブルク）、岩渕真奈（バイエルン）ら自分と同じドイツでプレーする選手は多い。「日本人でもやれるというのを見せてくれている」と世界大会で活躍する同志を模範とする。

　昨季の原口はリーグ戦２１試合出場で１得点だった。主にサイドでの出場で、体を張った守備やドリブル突破でのチャンスメークなどでは一定の評価を得たが、得点面が物足りなかったと自覚している。「（守備に）１００％集中しすぎるとゴールに絡むのが難しい。できれば前のポジションを奪いたい」と目標を掲げた。