J1川崎・大久保のカズ超えはお預け

 「J1、川崎1-4柏」(29日、等々力)

 J1通算139得点で、FW三浦知良(横浜FC)と並んで歴代4位タイとなっている、川崎のFW大久保嘉人は柏戦にフル出場したが無得点。今節での“カズ超え”はお預けとなった。

 大久保は3トップの中央で先発。後半からは2トップの一角でのプレーとなったが、危険なエリアでボールを受けられず。ストライカーとしては、悔しいシュートゼロで90分間を終えた。3-4-3の布陣でスタートした川崎だったが、MF中村憲が「終始、中盤が数的不利だった。その中で、オレと(MF大島)僚太のところでどうやって相手のDFをかいくぐるかだけど、前線の誰のところで人数をかけるべきか、その辺りが曖昧だった」と振り返るように、アンカーを置く4-3-3で臨んだ柏を相手に中盤の主導権を掌握できず。得意とする攻撃のパターンを作り出せなかった。

 川崎は、前半43分に、中村憲の右サイドのFKからDF谷口がヘディングシュートを決めて先制。だが、直後の前半ロスタイムに同点とされてハーフタイムに突入すると、後半からはシステムを4-4-2に変更。だが、後半3分に逆転を許すと対応が後手に回り、同14、36分にも追加点を許した。

 後半19分からは再び3バックに戻す3-5-2の布陣としたが、逆襲の起爆剤にはならず。1-4の大敗でリーグでは5戦ぶりの黒星を喫した。

 試合を通じて、中盤に下がってプレーする場面が増えていった大久保は「前の人数が足りなくて、向こうに主導権を握られていた。あれだけチャンスできないと勝てない。自分たちのやりたいことを相手にやられた」と振り返った。

 試合前から、歴代単独4位となる通算140得点目を決めた際には、“カズダンス”を踊ると公言していたストライカーだが、柏戦でのカズ超えとはならず。次節のFC東京戦(5月2日、味スタ)での達成を目指す。

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