浦和優位も…次戦は鬼門敵地鳥栖
J1第32節は2位のG大阪が首位の浦和に勝利し、両チームの勝ち点差が2に縮まった。今後の優勝争いについて展望する。
まず優勝の可能性がある上位チームの勝ち点を整理すると次のようになる。
(1)浦和 61
(2)G大阪59
(3)鹿島 57
(4)鳥栖 56
次節(29日)のカードは
鳥栖-浦和
G大阪-神戸
C大阪-鹿島
となっている。
【ケース1】浦和が勝った場合
・浦和が勝った時点で鳥栖と鹿島に優勝の可能性がなくなる。
・G大阪が神戸に勝てないと(引き分け以下だと)浦和の優勝が決まる。
【ケース2】浦和が引き分けた場合
・鳥栖が優勝する可能性がなくなる。
・鹿島は引き分け以下で優勝の可能性がなくなる。
・G大阪は勝てば得失点差で上回り首位。負けても浦和との勝ち点差は3にとどまるため、浦和の優勝は決まらない。
【ケース3】浦和が負けた場合
・鳥栖にも優勝の可能性が残る。
・鹿島は負ければ優勝の可能性がなくなる。引き分けてもG大阪が勝つと優勝の可能性がなくなる。勝てば最終節に可能性を残す。
・G大阪は勝てば首位に立つ。
勝てば確実に優勝に近づく浦和が優位なのは間違いないが、アウェーでの鳥栖戦は鬼門だ。1-3(12年)、1-4(13年)と2戦2敗。それも大敗を喫している。