カズ、日本代表の敗退に「本当に残念」

 サッカー日本代表がブラジルW杯で一次リーグ敗退したことについて、元日本代表FW三浦知良(47)=横浜FC=が25日、横浜市内でチーム練習後に取材に応じ「結果は本当に残念。ワールドカップというのは厳しいと改めて実感した。試合が終わったあとの香川や長谷部とか選手たちの悔しそうな顔を見て、切ない気持ちになった」と無念そうに語った。

 早朝での試合にかかわらずリアルタイムでテレビ観戦したが、突きつけられたのはコロンビアに1‐4で完敗という現実。勝負の世界のハードさを誰よりも経験してきたキングですら、ブラジルでの日本代表のパフォーマンスには決して納得できるものではなかった。

 「技術とかサッカーの質では、日本は世界で十分に通用する力がある。ただ勝負というのは紙一重の差。スタート(の試合)が良ければ、違う結果になっていたかもしれない」と、グループリーグ初戦のコートジボワール戦での逆転負けが大きく響いたことを指摘する。

 今回は前回優勝のスペインをはじめ、イタリア、イングランドと優勝経験国ですら一次リーグで敗退している。まだ世界の舞台での実績を残していない日本代表が、ここで立ち止まるわけにはいかない。

 「これでサッカーが終わるわけではない。またW杯の予選が始まるわけだし、Jリーグの質を上げていかないと、その国のサッカーも強くならない。技術や戦術を上げるには時間がかかるけど、勝負への執念とかメンタルは自分ですぐに意識を変えられるから」

 このW杯には日本サッカー協会(JFA)のアンバサダー(大使)として現地に赴き、レシフェで行われた日本‐コートジボアール戦をスタジアムで観戦、サンパウロでは日本人学校などを訪問した。「ボクをブラジルに連れていってくれたのは全て代表選手たちのおかげ。感謝しかない」と労をねぎらった。

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