「ブラジルW杯・A組、ブラジル3-1クロアチア」(12日、サンパウロ)
サッカーの第20回ワールドカップ・ブラジル大会は12日17時(日本時間13日5時)、ブラジル最大の都市・サンパウロのサンパウロ・アリーナで開幕した。開幕戦では、開催国で史上最多の5回の優勝を誇るブラジル(FIFAランキング3位)が3-1クロアチア(FIFAランキング18位)を下した。
前半11分にDFマルセロ(Rマドリード)のオウンゴールでまさかの先制を許したブラジルだったが、すぐに反撃。29分に敵陣中央に攻め込んだところでMFオスカル(チェルシー)が相手に囲まれながらも粘り強くキープ。ネイマールにパスを通すと、ネイマールは巧みなドリブルからやや左に持ち込みながらエリア外から左足シュート。グラウンダーのシュートはクロアチアGKプレティコサ(ロストフ)の横っ飛びも届かないコースで右ポストをたたき、そのままネットを揺らした。
1-1で迎えた後半もブラジルが積極的にメンバーチェンジをしながら攻撃の姿勢を緩めない。そして24分に右サイドからオスカルがエリア内のFWフレジ(フルミネンセ)にパス。フレジに対し背後から左手でつかんで倒したクロアチアDFロブレンに西村雄一主審は迷うことなくイエローカード。クロアチア選手7人に囲まれながらもPKスポットを差した。
このPKをネイマールが右足でゴール左にシュート。クロアチアGKプレティコサ(ロストフ)も反応してボールに触ったが、止めることはできなかった。
クロアチアも最後まで攻めたが、後半ロスタイムにカウンターからオスカルに右足トーキックでダメ押しゴールを決められた。先制点は許したものの、ブラジルは勝ち点「3」をしっかり獲得。悲願の母国W杯制覇へ上々の船出となった。