ザック来日 W杯メンバー選出に苦悩

 サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が29日、欧州各国での日本代表選手視察を終えて、来日した。欧州ではFW大迫勇也(1860ミュンヘン)、MF細貝萌(ヘルタ)、DF酒井宏樹(ハノーバー)、DF長友佑都(インテル・ミラノ)らの出場試合を視察した。

 監督は日本協会を通じ、「今回、私のみならず、数名のスタッフと手分けをすることによって、できるだけ多くの選手たちを見に行くことができ、それぞれの状況を把握できた」とコメント。欧州では選手との直接対話はしなかったとした。

 帰国した直後にもかかわらず午後には浦和‐横浜Mを視察する。「今日からはJリーグに目を移し、W杯に臨むメンバーを決める作業をしていきたい。一人の監督として非常に悩む作業ではあるが、その悩みが、選手がいなくて、ということではなく、W杯に行くべき価値のある選手が数多くいる、というものであることをお伝えしたい」と悩める胸の内を明かした。

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