オカダが内藤に雪辱しIWGP奪回!!

 「プロレス・新日本」(19日、大阪城ホール)

 IWGPヘビー級選手権試合は挑戦者のオカダ・カズチカ(28)が王者・内藤哲也(33)の2度目の防衛を阻み、4度目の王座奪取に成功。4月の両国国技館大会で同王座を奪われた雪辱を果たした。

 オカダは、内藤率いるロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポンの介入も手伝って王座を奪われたことで、セコンドなしの決戦を要求していた。にもかかわらず、内藤はセコンドを引き連れて入場。ブーイングを浴びた内藤は、オカダのアピールを受け入れてセコンドを引き帰らせ、邪魔者なしの1対1の戦いとなった。

 オカダは、ブーイングも楽しむかのように余裕を漂わせる内藤にペースを握られ、一度は必殺のレインメーカーをカウント3寸前で返されたものの、動じることなくラリアット2連発で追い打ち。そして、最後は再びレインメーカーを決めて30分近い戦いにピリオドを打った。

 試合後は「3つ言わせてください。内藤さん、焦ったよ。まあ、皆さんが見たように、これが新日本プロレスのIWGPの戦いだ!!」と、大阪城ホールと埋めた9925人のファンに向かって絶叫。「2つ、G1クライマックス、オレは何回も言っている。チャンピオンのままで優勝。でも、毎回達成できていない。今年はするぞ」と、次なる目標を定めた。

 最後に、「3つ、特にありません。オレがチャンピオンになったので、オレが新日本プロレスを世界の新日本プロレスにして、皆さん、いろんな未来が見たいでしょう。オレがそこに連れて行ってやるから。まだまだ新日本に金の雨が降るぞ」と高らかに宣言した。

 インタビューでは、試合後にリングに上がらなかった外道に代わって「レ~ベルが違うんだよ」と叫んだことについて聞かれると、「1対1でやるといって入場も断りましたし、勝った後は来てくれてもいいんじゃないかと思いましたけど、親離れの機会を外道さんが与えてくれたんじゃないかと思います」と説明した。

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