真道ゴー“女子卒業試合”に惨敗

 「ボクシング・WBO女子世界バンタム級タイトルマッチ10回戦(13日、後楽園ホール)

 2階級制覇を狙った元WBC女子世界フライ級王者・真道ゴー(28)=グリーンツダ=は、王者・藤岡奈穂子(40)=竹原&畑山=にめった打ちにされ、判定0-3で惨敗した。試合後は目を包帯で巻かれ、都内の病院に直行した。ドクターの診察後、本石昌也会長は「左眼下底を骨折している。鼻骨も折れている。4回から目の焦点が合ってなかった」と説明した。

 1回に強烈な右を打ち込み藤岡をぐらつかせたが仕留めるに至らず。逆に2回以降は猛反撃を食らった。8回には右をまともにもらいダウン。それでも最後まで立ち続けた。

 日本最強の藤岡相手に「女子卒業」の予定だった。性同一性障害を公表しており、勝てば性別適合手術、戸籍の変更、婚約者と結婚と描いていたがそれも白紙に。

 会長は「アクシデントがあり距離が分からなかった。藤岡選手が強かったし、言い訳はしないけど、ベストな状態でさせてあげたかった。この試合だけに集中していた。彼女はすごいものを背負っていた。彼女に今、どういう景色が見えているか」と話し、進退は真道のケガの回復を待ち決断する。

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