アリ氏死去 公式発表前に球場で報じる
米大リーグ・マーリンズが、ボクシングの元世界ヘビー級世界王者、モハメド・アリ氏の訃報を公式発表の2時間前に伝えたと、地元紙のマイアミ・ヘラルド(電子版)など複数のメディアが4日、報じた。
同紙によると、マーリンズが本拠地、マーリンズ・パークでアリ氏の死を伝えたのはメッツ戦終了直後の午後10時5分。場内の大型スクリーンに、1965年5月のリストン戦でダウンを奪ったアリ氏の写真とともに「MUHAMMAD ALI 1942-2016」との言葉を添え、その死を悼んだという。その試合にはマーリンズに所属するイチロー外野手が途中出場していた。
アリ氏は同球場がオープンした2012年のシーズン開幕戦で始球式を務めている。サムソン球団社長は公式発表前に公表したことを「誤りでありません」としながら、「近親者から彼が亡くなられたと聞かされた。いちはやく敬意を表したかったのです」と説明したという。





