田中一樹、8月に坂本英生と対戦

 「ボクシング・スーパーバンタム級8回戦」(8月7日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 名門グリーンツダ売り出し中のホープで東洋太平洋スーパーバンタム級8位・田中一樹(23)が31日、大阪市内で会見し、8月7日、日本バンタム級8位・坂本英生(フジタ)と8回戦を行うことを発表した。戦績は田中が5勝(4KO)、坂本は16勝(5KO)2敗3分け。

 4月3日には坂田健史、亀田大毅、久高寛之、名城信男を下してきた元WBA世界フライ級&スーパーフライ級暫定王者のデンカオセーン・カオウィチット(39)=タイ=を2回1分53秒KOで破り、レジェンドを現役引退に追い込んだ。

 デビュー5連勝(4KO)とノリノリ。「今までの中で一番うまい相手と思うし警戒」としながらも「8位対決に勝ってランクをもらいたい。KOは絶対条件。絶対KOで倒したい」と言い切った。

 興国高、龍谷大と名門で主将を務めたエリートながら、大阪・寝屋川市のコンビニでたむろしていたところを本石昌也会長にスカウトされた“元ワル”。会長は直感したスター性に惚れ込み、スター街道を歩ませる。「4年で世界獲得」が師弟のプラン。「来年夏に日本か東洋タイトル戦、その通りに来ています」と会長は力を込めた。

 寝屋川出身でライバルは大相撲で注目の業師、十両の宇良(23)=木瀬=だ。同い年で名前も同じ「かずき」。「あれだけテレビでばんばん出ていたら刺激になる。寝屋川イコール、宇良でなく、田中になるようになりたい」と鼻息を荒くした。

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