ボクシング東洋太平洋王者竹中が初防衛
「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(14日、後楽園ホール)
王者・竹中良(30)=三迫=が、挑戦者で同級14位の正野晃(35)=アポロ=を6回1分20秒TKOで下し、初防衛に成功した。
昨年8月、王座を獲得した試合で右拳を負傷。8カ月ぶりのリングが初防衛戦となり「復帰戦という思いもあったので正直、緊張していました。ホッとしている」と安どの笑顔を見せた。
1回からガードを固めてジャブを突いた。3回には右ストレートで正野の左目尻を切り裂き、完全にペースを握った。5回にはワンツーでぐらつかせた直後に右ストレートを決めてあおむけに吹っ飛ばした。そして6回、連打をまとめたところでレフェリーが試合を止めた。
「冷静な部分は成長だと思う。左がいい感じで当たる角度があって、その左が入ったときだけ右を出すとか、頭は打たないとかはできていた」と振り返った。
次戦は指名試合になる予定で「これをクリアしたら世界も見えてくると思う。まだまだ実力不足なので努力します」と頂点を目指していく。




