他候補がパッキャオ戦の中止要求 上院選直前は「不公平」

 【マニラ共同】フィリピン上院選に立候補したプロボクサーのマニー・パッキャオ下院議員(37)が、注目を集める引退試合を投票1カ月前に実施するのは公平性を欠き違法だとして22日、他候補が選挙管理委員会に異議を申し立てた。試合の中止指示を含めた措置を要求している。

 パッキャオ議員は、ボクシングの世界主要4団体で6階級制覇した国民的英雄。4月9日に米ラスベガスでティモシー・ブラッドリー選手(米国)との対戦で引退する予定で、関心が高まっている。

 上院選は5月9日の大統領選と同時に実施。試合はフィリピンでは一大イベント。

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