【新日本】電撃帰国の高橋広夢改めカマイタチが王座奪取

 「プロレス・新日本」(24日、後楽園ホール)

 メキシコ武者修行から帰国した高橋広夢改めカマイタチが、約2年8カ月ぶりの日本での試合でCMLL世界ライト級王座を奪取した。

 メキシコで抗争を繰り広げた王者ドラゴン・リーの驚異的なスピードと高さを誇る空中殺法に、カマイタチは腕を取りながらのドラゴンスクリューなどの独自技や気迫あふれる捨て身の空中殺法で対抗。最後はリーの波状攻撃に追い込まれたが、変形の脳天くい打ちのカナディアンデストロイヤーで18分を超える激闘を制した。

 5度目の挑戦でリーから王座を奪い、「最高だよ」と連呼。「イギリスに旅立って、メキシコにたどり着いて、もがき苦しんで、ドラゴン・リーにやられっぱなしで、やっと取れたのがうれしい」と感無量の表情を浮かべた。

 だが、「まだ完全帰国じゃない。まだメキシコで戦いますよ。もっと成長して、オレの新日本プロレスに帰ってくるので、もう少しだけ楽しみにしてください」と武者修行は継続する意向。「新日本のジュニアはどうしてもヘビーに勝てない。そこを超えなきゃいけないんですよ。オレはまだ棚橋さん、中邑さん、オカダさんとやっても勝てない。勝てる自分が想像できたら帰って来ます」と大きな目標を掲げて、完全復帰の見通しを示した。

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