ダンプ レスラーの動機はDV父への復讐

 女子プロレスラーのダンプ松本(55)が20日、カンテレのバラエティー番組「お笑いワイドショー マルコポロリ!」に出演し、父への復讐(ふくしゅう)がプロレスラーになった動機だったことを明かした。父親のDVから母を「守ってあげたい」と考えたという。

 松本は19歳でプロテストに合格。レスラーになった動機について、当時人気絶頂だったビューティ・ペアへの憧れと父への復讐だったと告白した。

 MCの東野幸治が「本気で父をぶっ殺したく?」と尋ねると、松本は「そうです」と認め、「悪いお父さんでしたか?」と聞かれると、「悪いお父さんでした」と即答した。

 松本は父について、「お母さんに手をあげるし仕事をしない、女、酒、ギャンブル。お母さんがいっつも寝ないで内職をしていた」と振り返った。「(母親に)おいしいものを食べさせてあげたい。お父さんから守ってあげたい。それには自分が強くならなければいけない」とレスラーになることを志した。当時は生活が困窮し、ハムカツ1枚を家族で分け合ったこともあったという。

 ときどき実家を訪れて母親と過ごし、食事にも行くというが「お父さんとは口をききません。今でも」と根深い感情であることをほのめかした。

 母親は身長140センチで体重も30キロ台という。

 母が試合を観戦に来たのは8回ほど。松本がヒール役だったため、つらくて多く見ることができなかった。松本は「ベビーフェイス(善玉レスラーの)お母さんは色紙をたくさん持ってファンと一緒に写真を撮ったりする」という。しかし、松本の母親は隅の方で小さくなり、松本の反則プレーがあまりにも多いと相手側の控室に行って「うちの香がどうもすみません」と松本の本名をあげて謝罪していたという。

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