王者・高山、V3戦へ向け近大で練習

近大での練習を終えた高山(左)とプロデビューする近大ボクシング部の前主将・城後
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 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦」(31日、エディオンアリーナ大阪)

 IBF世界ミニマム級王者・高山勝成(32)=仲里=は4日、東大阪市の近大ボクシング部と恒例の合同練習を行った。12ラウンドのマスボクシングで学生らと次々と手合わせ。「毎試合、助けてもらっている。部員らも何かを感じてもらって、1つでも上のレベルに上がってもらえれば」と互いに充実の2時間半を過ごした。

 前戦で負った左目上の傷もあり、大みそかのV3戦へ向けては、極端にスパーリング数を減らす方針ながら、キャリアでカバー。ケビン山崎氏の指導を受け、計3度、都内で合宿を行い、下半身を鍛え上げた。

 「パンチとパンチのつなぎ、前後左右に動きながらも、ダメージを与えるパンチを打つ」と自信をあふれさせた。挑戦者で同級8位のホセ・アルグメド(27)=メキシコ=の変則スタイルはスピードで封じる考え。中出博啓トレーナーは「パンチは当たらんやろ」と、圧勝を予告した。

 名古屋市守山区の私立菊華高に通う現役高校2年生の王者は、そろそろ進路も考える時期。「キャンパスの雰囲気もいいですね。近大は大きくていい」と、大学進学も視野に入れた。

 2年生はほとんど通学できておらず進級は崖っぷち。「まず卒業しないと」としながらも、「留年したら、また2年生で修学旅行に行けるんですよね」と、危機感はゼロ。11月の沖縄修学旅行で同級生女子らが、水着姿で海に入っていた様子が、よほどお気に召した様子だった。

 WBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)が結婚したが、自らは独身貴族。「高校卒業式の時に結婚を発表したい」と、今後はベルトを防衛しながら、“彼女獲り”にも全力を挙げる。

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