澤田敦士氏 我孫子市議当選で会見
プロレスラーで千葉県我孫子市議選で当選した澤田敦士氏(32)が18日、都内で会見した。
伝達ミスで午後2時開始予定だった会見時間に1時間20分、遅れてきた澤田氏は報道陣に頭を下げると、持参した当選証書を手に笑顔を見せた。24議席を28候補で争い、1120票を集めて23位で当選。最年少の候補だった澤田氏は「我孫子市民1120人の思いをムダにしない。私のテーマは『愛する我孫子を元気に』なので、元気にしていきたい」と12月4日に予定される初登庁を前に、かすれた声で気合を込めた。
告示日の8日に応援に駆けつけたアントニオ猪木参院議員に感謝した。「我孫子の方も『猪木さんは30、40年前に(プロレスで)来てくれたんだ』と感激されていた。当選報告した際は『お疲れさん。ゆっくり休んで』と言われただけだったけど、最大のねぎらいの言葉になった」とした。猪木議員のテーマ曲「炎のファイター」を選挙カーでかけ続けたからか、「無効票の571票の中にアントニオ猪木という票があったみたい」と苦笑した。
知名度のなさにがく然とした選挙戦だったという。「『猪木の弟子だろう?』と言われることはあっても、誰も澤田敦士を知らない。苦しく、厳しかったけど、柔道、プロレスで培った何クソの精神で戦え抜けた。柔道、プロレスに感謝したい」と振り返った。
プロレス活動は続ける意向で、大みそかに行われるIGF「INOKI BOM-BA-YE2015」(両国国技館)への参戦を希望した。「我孫子の名前が売れるのであればやりたい。(議会に出場)許可がいるのか確認したい」とした上で、「今のところ大みそかに出たい。相手は誰でも構わない」とコメントした。
また、我孫子市民から地元でのプロレス興行開催の要望があるといい、「IGFにお願いする形になると思う」と構想を明かした。





