「～天龍源一郎　引退～　革命終焉　Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ　ＦＩＮＡＬ」（１５日、両国国技館）

　諏訪魔は藤田和之とタッグ戦で初めて激突した。先発した両者は、ゴング後も約２分間、動かず、にらみ合った。大日本プロレスから参戦した岡林と関本が促してもそれを振り払い、激しくつかみ合いながらもみ合った。

　試合後もやり合った藤田と諏訪魔だが、歯車はかみ合わなかった。藤田は「俺は年末が楽しみで仕方ない。それだけだ。わかってるよな」とシングル決戦を挑発したが、それを総合ルールでの戦いと受け取った諏訪魔は「適当なことばかり言ってんじゃねえ。俺は総合のリングに上がるつもりはない。天龍さんみたいな熱いプロレスがしたいんだ」とすかした。

　バックステージで諏訪魔は「話になんねえ。俺は純粋にリングで熱い戦いがしたかったけど、（藤田は）なんか違ったな」と首をかしげ、年末のシングル対決実現は不透明になった。引退した天龍に対しては「小さい頃から見てたし、これからいかに（天龍のような）熱い戦いを見せられるか」。天龍の革命魂を継承していくことを決意した。