オカダ、天龍に最敬礼「あっぱれ」

引退試合でオカダ・カズチカに敗れた天龍源一郎=両国国技館(撮影・佐々木彰尚)
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 「~天龍源一郎 引退~ 革命終焉 Revolution FINAL」(15日、両国国技館)

 ミスタープロレスこと天龍源一郎(65)が引退試合を現IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(28)と行い、オカダの必殺技レインメーカーからの片エビ固めで敗れた。天龍最後の相手を務めたオカダは試合後、大の字になったミスタープロレスに対し、深々と頭を下げた。

 「こんなすげえ年下と最後にやる天龍さん、あっぱれだよ。それ以外ない」。試合前は対戦に特別な興味を示していなかったが、生ける伝説と肌を合わせ、あらためて最大限のリスペクトを示した。

 試合は天龍のチョップ、グーパンチ、サッカーボールキックを何発も食らいながら、容赦なくドロップキックを浴びせかけると、最後は必殺技のレインメーカーを完璧に決めた。

 “37歳差対決”を制し、超満員の両国に金の雨を降らせた現IWGP王者は「昭和のプロレスか平成のプロレスなのかわからないけど(いい戦いができた)」。昭和のプロレスを体に刻み込み、言葉少なながら感慨にふけっていた。

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