寿以輝 前日計量は自信の一発パス
「ボクシング4回戦(20日、なみはやドーム)
プロ第2戦に臨む元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男・寿以輝(大阪帝拳)は19日、大阪市内で前日計量を行い、リミットを400グラム切る53・1キロで対戦相手の岡村直樹(エディタウンゼント)とともに一発パスした。
2回KO勝利した4月のデビュー戦はスーパーバンタム級(約55・3キロ)だったが、今回は父が3度世界王座を獲得したバンタム級(約53・5キロ)に初挑戦。「400グラムアンダーなら、もうちょっと飲んでおけば良かった。(最大)11キロくらい落としたかな。しんどかった」と安どの表情。計量後はジムの先輩である中沢奨の母が手作りした野菜スープとサンドイッチなどで英気を養った。
2戦連続KOへ向け「何回とかは決まってない。けど、勝つことは決まっている」と強気に言い切った。吉井寛会長は「練習姿勢や雰囲気が変わってきたかな。技術面はまだまだやけどな。間合いの取り方、入り方をしっかりして欲しい」と課題を挙げた。
一方、岡村はプロ1勝3敗のキャリアで大阪・高槻市役所に勤める公務員。「辰吉選手は強いと聞いていたし、話があった時は迷った。でも単純に試合がしてみたいと思った」と“ビッグネーム”を相手に気合十分。試合当日は職場からも多数の応援が駆け付ける予定で「できるだけ動いていきたい。勝つだけです」と意気込んだ。
