田口良一、TKOで圧勝の初防衛

初防衛を果たし、父・勝良さん(中)に祝福される田口良一。左は渡辺会長(撮影・西岡正)
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 「WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(6日、大田区総合体育館)

 王者の田口良一(ワタナベ)が、挑戦者の同級14位・クワンタイ・シスモーゼン(タイ)から5度のダウンを奪い、鬼門と言われる初防衛戦を8回36秒、TKOで突破した。

 2回終了間際、右ストレートを打ち下ろして最初のダウンを奪うと完全にペースを握った。5回には打ち合いの中、右カウンターで2度目の、6回は左右の連打で3度目、7回も右の打ち下ろしで4度目のダウンを奪う一方的に攻め倒した。

 フィニッシュは8回。赤コーナーに詰め左右の連打を浴びせた。何とか立ち上がった挑戦者だが、レフェリーがストップ。12年7月以来、6試合ぶりとなるKO勝利を飾った。

 圧勝で初防衛を、田口は「8回は『最初から行け』、と言われていた。お客さんの“倒せオーラ”も感じていたし、判定までいったらヤバイなと」と振り返った。奪ったダウンの内3度がラウンド終了間際と、詰め切れなかった部分は残るだけに「本当は、もっとまとめて2、3回で終わらせたらよかった」と反省も忘れなかった。

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