阿修羅原さん死去 G小鹿会長も沈痛
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天龍源一郎とのタッグで活躍した元プロレスラー・阿修羅原さん(享年68)の訃報を受け、28日に行われた大日本プロレスの後楽園ホール大会で、全日本時代に同僚だったグレート小鹿会長をはじめ、出場選手、観客が黙とうを捧げた。
小鹿会長は大会前に取材対応。原さんは、この日が73歳の誕生日だった小鹿さんの5歳下とあって「早いよな」と残念そうにコメントした。
かつての原さんの印象について「国際から来た選手で、孤独感を持ってた人間。ラグビー界で有望だったし、プライドがあったのかな」と振り返った。選手としては天龍同盟結成後に急成長したとし、「はじめは大したことないと思ったけど、天龍のパートナーになって伸びた。素質があったのが開花した。天龍が光ったのは阿修羅がいたから。身体能力は抜群で、特に足は、タラバガニの太い足みたいだった。やられてもやられても起き上がる打たれ強さは、ラグビーで鍛えた足がものをいってた」と力を認めていた。
また、同じく死去が判明した“AWAの帝王”バーン・ガニアさんについては「対戦はないけど、パット・オコーナー、ニック・ボックウィンクルとともに世界三大テクニシャン」と持ち上げ、冥福を祈った。