K-1 フェアテックス父に捧げるV

 「K-1」(3日、代々木第2体育館)

 新生K-1の初戦「K-1 WORLD GP 2014~65キロ以下初代王座決定トーナメント~」が行われ、決勝でゲーオ・フェアテックス(30)=タイ=が左右田泰臣(26)=シルバーウルフ=に判定勝ちし、頂点に輝いた。

 対日本人無敗のフェアテックスは、この日も強烈な左ハイキックなどを武器に1回戦で山崎秀晃を判定で下した後、準決勝で久保優太をKO。決勝でも身長で8センチ上回る177センチの左右田の圧力を受けながらも、左膝などで攻め続けてポイントを奪った。

 大会へ向けて練習中だった10月24日に父親を亡くしたフェアテックスは遺影を手にし「この優勝、ベルトを父に捧げたい」とあいさつした。

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