MVP橋詰「新人王は取って当たり前」
「西日本新人王決勝戦」(14日、ボディメーカーコロシアム第2競技場)
10試合が行われ、12階級(2階級で不戦勝)で今年の西日本新人王が決まった。MVPには1回38秒KO勝利したスーパーフライ級・橋詰将義(20)=井岡=が輝いた。
梶川武士(守口東郷)と接戦が予想されたが、ゴングと同時にラッシュをかけ、左ストレート一発でダウン。立ち上がった相手を怒とうの攻めで追い込み、最後は再び左ストレートをたたき込み“秒殺”した。
「強いと聞いていたけど、絶対に僕の方が強いと思っていた。MVPは結果が付いてくればいけると思ったけど、うれしい。38秒は自身最短ですね」と大喜びした。
大阪府出身。中学1年で井岡ジムに入門し、興国高2、3年時には国体に出場。東洋大に進んだが1年で中退し、昨年9月11日にプロデビューした。
元2階級王者・井岡一翔(25)、元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(26)ら偉大な先輩がジムにはズラリ。「練習環境が優れているし、目指しているところが違う。新人王は取って当たり前。やってきていることが違う」。12月の全日本新人王も通過点の位置づけで、視線を世界王者に向けた。