高山 去就は心と体を休めてから

 ボクシングのIBF世界ミニマム級王者から陥落した高山勝成(31)が12日、メキシコから関西空港着便で帰国した。9日にIBF・WBO世界同級王座統一戦をメキシコ・モンテレイで行い、WBO王者・フランシスコ・ロドリゲス(21)=メキシコ=に判定0-3で敗れた。

 3回にダウンを奪われ、中盤以降猛追したが及ばず、悲願の主要4団体制覇を逃した。「第一の目標を達成できなかったけどファイターとしての仕事はできた。最後のゴングを聞いた時、勝ったとも思わなかったけど負けたとも思わなかった。クロスゲーム」と、全力を尽くしたことに胸を張った。

 アッパー気味の左フックを食らい、スリップ気味に倒れたのをダウンと判定された不運が最後まで響いた。それでも「アウェーなら仕方がない」と言い訳にしなかった。

 去就に関しては「今のところは心と体を休めたい。それから心と体に聞いてみて決めたい」と話すにとどめた。

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