小関桃 具志堅氏のV13超えへ万全

計量をパスし、ポーズをとる王者・小関桃(左)とデニス・キャッスル=東京・文京区の日本ボクシングコミッション(撮影・吉澤敬太)
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 「デイリー後援・女子ダブル世界戦」(2日、足立区総合SC)

 デイリースポーツ後援のWBC女子世界アトム級とIBF女子世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式と計量が1日、東京・水道橋の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた。

 男女を通じて最多となる14度目の防衛戦に臨むWBCアトム級王者の小関桃(青木)は45・9キロ、挑戦者の同級2位デニス・キャッスル(イギリス)は45・7キロ、また2度目の防衛戦となるIBFライトフライ級王者の柴田直子(ワールドスポーツ)は48・1キロ、挑戦者の同級1位アナ・アラゾーラ(メキシコ)は48・8キロで、出場する4選手が一発で計量をクリアをした。

 元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏が持つV13超えを目指す小関は、「プレッシャーは13回目の前回の方が大きかった。今回は自分の新しいスタイルを掲げるような試合にしたい」と意気込んだ。左手を痛めるアクシデントはあったものの、合計178ラウンドのスパーリングを消化して仕上がりは万全。「最後にはアトム級のチャンピオンは小関だということを示したい」と力強くV宣言をした。

 地元・足立区での凱旋マッチに臨む柴田も、「気負わずに練習の成果を出したい。たくさんの方が応援に来てくれるので、いい結果になるようにしたい」と自然体を強調。相手のアラゾーラはサウスポーの好戦的なファイタータイプ。激しい打ち合いを制して、生まれ故郷に錦を飾りたいところだ。

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