IBF王者高山が王座統一戦へ「興奮」

中出トレーナー(背中)に鋭い左ジャブを打ち込む高山勝成(東京・渋谷のトータルワークアウト)
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 8月9日(日本時間10日)にメキシコ・モンテレイでWBO世界ミニマム級王者フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(20)=メキシコ=と王座統一戦を行うIBF世界ミニマム級王者高山勝成(31)=仲里=が23日、都内のジムで練習を公開した。今回、高山が勝てば日本人として初の4団体制覇、さらにミニマム級でも世界初の4団体制覇となるだけに、「一番望んでいたいた試合。興奮してワクワクしている」と胸を躍らせた。

 世界中の強豪と激しくタフなファイトを繰り広げてきた高山にとって、待ちに待った試合といえる。5月に小野心(ワタナベ)に判定勝ちして2度目の防衛に成功。担当の中出博啓トレーナー(54)と今後の進路について話し合い、国内での防衛戦よりも海外での王座統一戦を即決したという。「正直言って年内に(統一戦が)決まらなかったら、階級をライトフライ級に上げるつもりでした。海外の試合は自分にとって原点に戻れるファイトになると思う。このチャンスをつかみたい」と4団体目のベルト奪取へ意気込みを示した。

 5月末に脳幹の大動脈瘤が判明した中出トレーナーが、7月4日に神戸市内の病院でカテーテル手術を行うことも決定。「これも運命。ボクが勝つことが何よりの励みになる」と勝利を誓った。この日はフィジカルトレーニングで指導を仰ぐケビン山崎氏のもとで、弱点である左足内転筋のトレーニングに励んだ。相手のロドリゲスJr.はサイズがあるだけに、「ストレングスとパワー、さらに俊敏性とクイックネスを鍛えて、ゴツゴツとやってくる相手の対策を講じたい」とケビン氏は秘策を授けた。

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