イチ「1つずつの積み重ね」1万打席到達

 「マーリンズ5-2パイレーツ」(25日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「2番・右翼」で出場し、2打数無安打1四球、1犠打。打率は・257となった。一回の打席でメジャー史上81人目となる通算1万打席に到達。七回の攻撃では二盗を成功させ、同38人目の500盗塁まであと2とした。

 初回の打席で1万打席に到達。試合前に節目の数字を目前にしていることを聞かされていたというイチローは「2001年に来た時に1万打席立つとは、おそらく誰も思ってなかっただろうし、僕も考えなかった。いろんな記録がそうだけど、1つずつ積み重ねるしか方法がないということの1つなので、それなりの想いがあります」と話した。

 15シーズン目での到達は、史上最多の1万5861打席の記録をもつピート・ローズの14シーズンに次ぐ、史上2番目のスピード。それでもイチローは「欲を言えば、もっと早くできただろうし、ちゃんとやってれば、っていう言い方はおかしいけど、自分の通常の力を出せていたらもっともっと早く到達できた。そういう不満はある」と言った後、「でも、1万という数字に関してはそれなりの想いは確かにある」と続けた。

 2324試合、1万打席、1198人の投手と対戦。2923本もの安打を記録しているが、「その割にはヒットの数が少ないという不満はあるけど、しょうがないわね。起こったことは変えられない」と真顔で言った。

 けがとは無縁の強じんな肉体。健康でなければ到達できない数字でもある。「ここでも、やっぱり、1つずつしか積み重ねられないということを感じる瞬間ではあるよね」。15年もの時間の流れを噛みしめながらイチローがしみじみ言った。

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