イチロー 無安打でも下を向かない理由

 「カブス1-2マーリンズ」(3日、シカゴ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「8番・右翼」で出場し、4打数無安打。19日のレッズ戦から13試合連続(代打7試合を含む)でヒットがなく、自己最長記録を更新する29打席連続無安打(代打7打席、3四球、2犠打含む)で打率は・251となった。

 背筋を伸ばし、正面を見据えてゆったり歩いた。九回の第4打席。低めに落ちるカーブに空振り三振を喫したイチローは胸を張り、堂々とベンチの中央に帰って行った。

 がっくり肩を落とし、フィールドでうなだれる。うつむいたまま歩く。イチローがそんな姿をまず見せることはない。その理由をかつて、こう説明したことがある。

 「自分ができることすべてをやっている自信があれば、下を向く理由はないですよね。相手の選手や見てる人に対して恥ずかしいことをした覚えはないし、これまでも僕はないつもりでいますよ」。

 試合前練習がなかったこの日、イチローはいつものように1人でフィールドに出て体を動かした。最高のパフォーマンスをするために最善を尽くす。その姿勢はいつ、いかなる時も変わらない。そのことはチーム内のだれもが知っている。

 25打席連続無安打を記録したのは2012年のシーズンだった。24打席連続無安打は05年、22打席連続無安打は13年だ。メジャー1年目の01年、そして、06年には21打席連続無安打も経験している。長いシーズン。結果が出ない時期は必ずある。ここが踏ん張りどころだ。

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