「マーリンズ５－４ジャイアンツ」（２日、マイアミ）

　マーリンズのイチロー外野手（４１）は「７番・右翼」で出場し、２打数無安打２四球。１９日のレッズ戦から１２試合連続（代打７試合を含む）ヒットがなく、自己ワーストタイの２５打席連続無安打（３四球、２犠打含む）。打率を・２５８とした。

　この日の相手先発は、右肘手術から１年ぶりに復帰したケイン。過去の対戦成績４打数２安打の右腕に対し、０－２の二回１死走者なしの第１打席は右飛。１ストライクからの２球目、１４６キロの内角高め直球を打って出たが、浅めのフライだった。

　１点を追う四回１死一塁の場面は四球。歩いて好機を拡大したが、後続が倒れた。

　逆転に成功し、２点リードの五回２死一塁の打席は三ゴロ。カウント２－２から５球目、１３５キロの外角チェンジアップを三塁線へ打ち返したが、三塁手が二塁へ転送し、一塁走者が封殺された。走者がいなければ、内野安打になる可能性の高い当たりだった。

　第４打席は１点リードの八回１死三塁の場面で四球。中継ぎ右腕のマチは勝負を避けるかのように４球連続外角にはずれるチェンジアップを投じた。一塁へ歩いた後、相手投手が三塁へけん制悪送球し、二進。しかし、後続にあと１本が出ず、追加点はならなかった。

　試合は、マーリンズの若きエース、フェルナンデスが右肘じん帯再建手術を乗り越え、約１年２カ月ぶりに復帰し、６回３失点でうれしい復活星。チームも３連勝を飾った。