イチロー、押し出し四球選び打点1

ボールを見極めるイチロー=フロリダ州ジュピター(撮影・小林信行)
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 マーリンズのイチロー外野手(41)は26日(日本時間27日)、カージナルスとのオープン戦に「6番・中堅」で出場し、1打数無安打1四球、1打点。四回の守備で交代した。

 昨季20勝のエース右腕、ウェインライト投手に対し、二回の第1打席は三ゴロ。ワンボールからの2球目、129キロチェンジアップをとらえ切ることができなかった。三回2死満塁の絶好機はカウント3-1から外角低めに外れた143キロのツーシームを見極めて四球。打点1を記録した。

 試合は、四回表のマーリンズの攻撃中に大雨が降り出し、一時中断。イチローら先発メンバーほぼ全員がその裏の守備でベンチに下がった。マーリンズが5-3で勝った。

 ここまでオープン戦14試合に出場し、37打席に立った。昨季は52打席。例年、開幕までに60打席前後をこなしているイチローだったが、「(打席数が)足りることはない、毎年のように」と話し、マイナーの試合などで打席数を増やす考えがないことを明かした。

 試合に出場しなかった前日は、チームメートのモースに請われ、全体練習後に筋トレ法を指導した。「イチローのようになりたい」と話し、この日もジムにこもった同僚についてイチローは「僕の動きを見てそこ(トレーニング法)に(けがをしない)理由があると考える。だとしたら、前に進もうとしている、今までになかった自分の何かを引き出そうとする姿勢だから嫌な気持ちにはならないですね」と喜びを口にした。

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