ホーム速報

 文字サイズ

イチロー、ジーター34打席ぶりHに喜び

2014年9月19日

 レイズに勝利し、ジーターとタッチするヤンキースのイチロー=セントピーターズバーグ(共同)

 レイズに勝利し、ジーターとタッチするヤンキースのイチロー=セントピーターズバーグ(共同)

拡大写真はこちら
 レイズに勝利しタッチをするイチロー(左から2人目)らヤンキースナイン。右から2人目は田中将=セントピーターズバーグ(共同)  試合前の全体練習を終えてベンチへ引き揚げるヤンキース・イチロー=トロピカーナフィールド

 「緊張して見るよね。緊張するよね、他人(ひと)の打席なんだけど」。

 イチローがそう振り返ったのは、ジーターの打席だ。前日まで7戦31打席連続無安打(5四死球、1犠打含む)。今季限りでの引退を表明しているキャプテンの姿を目の当たりにして「ジーターはそういう感情を見せないですからね。そういう人ほど悔しい思いをしてるから」。思うような結果が出なくても声を荒げたり、感情を爆発させたりすることは絶対にしないのは2人に共通するところだ。

 緊張する理由を問われたイチローは「打ってないことをずっと背負(しょ)うからね。どの打席も重ねれば重ねるほど重くなっていくのはしょうがないことだから。そりゃ早く解放してあげたい、してもらいたいと思うのは当然のことだよね。なにも考えないで打席に入ってる選手が重ねたってなにも思わないけど」と説明。そのジーターは六回の第3打席で中前打。34打席ぶりとなったヒットに「よかったなあと思うよね、その瞬間」とうれしそうに話した。

前ページ123



大リーグニュース