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黒田、7回2失点も快挙は来季に持ち越し

2014年8月29日

試合前のブルペンで登板に備えるヤンキース・黒田=デトロイト・コメリカパーク

試合前のブルペンで登板に備えるヤンキース・黒田=デトロイト・コメリカパーク

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試合前のブルペンで登板に備えるヤンキース・黒田=デトロイト・コメリカパーク

 「せっかくツーアウトまで行ったんで。狙ったところから少し甘くなって打たれてしまったという感じですね」

 ワンボールからの2球目、外角低めの148キロシンカーを捉えられ、マウンド上でグラブを叩いて悔しがった。

 六、七回は連続三者凡退。大量失点を許さず、味方の援護を待ったが、勝ち越しはならなかった。

 5年連続2桁勝利は次回登板に持ち越し。今月5日の同カードでは7回3失点で勝敗がついておらず、メジャー史上14人目のメジャー30球団勝利は来季に持ち越された。

 「当然、記録に関してはわかってましたけど、個人のために野球をやってるわけじゃないんで。ただマウンドに上がった以上は、そのゲームに勝てるようにしないといけない。勝てなかったのは残念に思います」

 この日の7イニングで今季の投球回数を167回とし、シーズンの規定投球回数に達した。投手陣最年長ながらチームでただ一人、先発ローテーションを守っている黒田は「けがなく、ある程度投げてれば、そこは到達するところ。ここのチームと契約した以上は最低限しないといけないという責任は自分の中では感じてました」と言った。

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