山本由伸、6回無失点で2勝目 二塁打→投球違反の窮地しのぐ あわや顔面直撃の169キロ打球を好捕し敵地に大きな拍手

「ナショナルズ1-2ドジャース」(25日、ワシントン)

 ドジャースの山本由伸投手が6回4安打無失点、与四球1、奪三振7の好投で2勝目を手にした。97球を投げてストライク70球。2登板連続クオリティスタート(6回以上、3自責点以下)を達成し、防御率を3・54とした。大谷翔平選手は「2番・指名打者」で4打数無安打とし、10試合連続安打はならなかった。チームは今季2度目の4連勝を飾った。

 中5日の調整で臨んだシーズン6度目の登板。初対決のナショナルズ打線を相手に山本が粘りの投球でスコアボードにゼロを並べた。

 二回まで球審の判定にも助けられ、3者連続三振などで無安打無失点。1点リードの三回1死から9番ヤングに左翼線二塁打。さらに1番エイブラムスを迎えたところでピッチクロック違反でワンボールを献上したが、スプリットで空振りを奪い、この日最速タイの156キロ直球で見逃しストライクで追い込んだ後、スプリットで中飛。後続を断ってピンチを脱した。

 四回はオリックス時代の同僚だった4番メネセスにカーブを狙い打たれて左翼線二塁打にされたが、後続の3人を抑えて、走者を二塁にくぎ付けにした。

 敵地が大きくどよめいたのは五回だ。先頭ロサリオがはじき返した時速169キロ弾丸ライナーを抜群の反応で好捕。捕らなければ顔面直撃の可能性が高かったヒヤリとした場面。バランスを崩しながら打球を押さえた右腕はマウンド上で笑み。ベンチからロバーツ監督が飛び出し、状態を確認した後、続投が決まると、敵地スタンドから大きな拍手が起こった。直後に2者連続三振の快投を披露すると、ふたたび、敵地ファンから拍手が送られた。

 1点リードの六回は2死から連打で一、二塁の窮地に立たされたが、5番ルイーズをカウント2-2から外角153キロ直球で遊ゴロに仕留める。ベンチに戻るとロバーツ監督から抱き締められ、粘投を称えられた。

 ドジャースは二回にT・ヘルナンデスの6号ソロで先制。三回から六回まで4イニング連続併殺打と攻めあぐんだが、八回に3番フリーマンの左翼線適時二塁打で貴重な追加点を挙げて逃げ切り勝利。シーズン2度目の4連勝を達成した。

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