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ダル、156キロ剛球でイチロー斬り

2014年7月24日

試合を前にブルペンで投球練習をするレンジャーズ・ダルビッシュ=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

試合を前にブルペンで投球練習をするレンジャーズ・ダルビッシュ=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

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 さらにカウント3‐1から高めの145キロ直球を右翼席前列に運ばれた。狭いことで知られる敵地の右翼方向への逆転被弾を「(チーム内の)ミーティングでは(高めは)大丈夫なところだったので相手がホントによく打った。僕がもっと練習してもっと力強い球を投げていればライトフライだったと思う」と振り返った。

 四回は2死二塁からイチローを右飛に仕留めて無失点。五回は先頭のセルベリに再び、左翼線二塁打を許し、1死を取ったところで雷雨のために試合は中断。約1時間後に一旦は試合再開時刻が発表されたため、ダルビッシュは肩を作り直して、続投の意思を見せたが、両軍の監督がグラウンドの状態を協議している間に再び、降雨。結局、1時間49分の中断をへてコールドゲームが決まった。

 中断の間にグラウンドに出て自身のスパイクで状態を確認したダルビッシュは、「試合はできたと思います。チームが負けたらもちろん悔しいですけど、これで負けなのかな、と思います」と煮え切らない様子。この日の自身の体調について「状態はよかったと思う。勝つチャンスもあった試合だった」と話すなど、悔しさをにじませていた。

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