「ダイヤモンドバックス０－８ドジャース」（１日、フェニックス）

　ドジャースの山本由伸投手（２５）はダイヤモンドバックス戦に先発して６回５安打無失点で３勝目。

　山本が上昇気流に乗った。２試合連続で６回を無得点に封じて３勝目を挙げ「しっかり落ち着いて自分の投球ができるようになった。いい感覚がすごく明確になってきている」と確かな手応えを語った。

　一回。初球を投じる前に投球間の時間制限「ピッチクロック」の違反を取られる珍しい滑り出し。先頭に四球を与えたが次打者を併殺打に仕留め、落ち着いて立て直した。二回に味方が５点を先制。早々に大量援護を得ると、最速約１５６キロの直球とスプリットを軸に６回を悠々と投げ切り、１５イニング連続無失点とした。

　今季初めて先発を外れ、休養日となった大谷について「僕の（投げる）試合はあまり打っていない。投げる時に打ってほしい」と冗談を飛ばす余裕もあった。

　３登板続けてのクオリティースタート（先発で６回以上投げて自責点３以下）で防御率２点台に突入。デーゲームだった前田、東海岸で先発した今永に続いて、アリゾナ州の敵地のマウンドで「日本人投手同日３勝」の最後を締めくくった山本は「すごい。日本のファンの方にとってはすごくハッピーなこと」と笑った。