敦賀気比のセンバツ・平沼が遊撃で出場

 「和歌山国体・高校野球硬式1回戦、東海大相模5-0敦賀気比」(27日・和歌山市紀三井寺)

 敦賀気比の今秋ドラフト候補・平沼翔太投手(3年)が、高校入学後初めて遊撃手として試合に出場した。

 今春のセンバツ優勝投手は、打者としての評価も高い。夏の甲子園の後は、中学時代に経験のある遊撃で練習をこなしてきた。この日は2つの遊ゴロを軽快にさばき「「ちょっと緊張したけど、エラーしなくてよかった」とホッとした様子。打撃では七回に右前打を放った。七回からはマウンドに登り、3回2安打無失点と貫禄の投球を披露した。

 遊撃挑戦は「まずはプロに行きたい。投手でも野手でもどっちにいけといわれてもできるように」と、プロ入りを見据えての決断。どちらが楽しいかと問われると「どっちも楽しいけど、う~ん…やっぱりピッチャーですね」と本音がもらしつつ「どちらでも同じ野球。活躍できるようにしたい」と誓った。

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