「有馬記念・G1」(27日、中山)
ゴールドはゴールドでも“アクター”の方だった。好位を追走した吉田隼人騎手騎乗の8番人気ゴールドアクターが、直線で力強く抜け出しV。4連勝でG1初制覇を飾った。
一方、首差2着のサウンズオブアースは、これが5度目の重賞銀メダル。初タイトルはお預けとなった。「いいポジションを取れた。でも4角で少し狭くなった」とミルコ・デムーロ騎手は悔しがる。リアファル(16着)が下がってきた影響で、勝負どころでスムーズさを欠いた。「今後は天皇賞・春(5月1日・京都)を目標に」と藤岡健一調教師は気持ちを切り替え、来年を見据えていた。