【ボート】116期チャンプは元公務員
「116期卒業記念競走」(20日・福岡県やまと学校)
ボートレーサー養成期間「やまと学校」(福岡県柳川市)で、116期卒業記念競走と卒業式が、ファン、関係者ら300人に見守られ盛大に行われた。注目の「第28代やまとチャンプ決定戦」は、在校成績5位の田中宏樹(26)=福岡=が5コースから豪快にまくって優勝。2着に大塚康雅(東京)、3着に立具敬司(大阪)が入った。なお、116期生29人(うち女子7人)は、5月以降に全国の各ボート場でデビューを迎える。
激戦の116期卒業記念競走を制したのは、元延岡市役所職員、苦労人の田中だった。
在校成績トップの1号艇・立具が、コンマ14のトップスタートから逃げ切りを図るも、5号艇の田中が1Mを豪快にまくり切って突き抜けた。「全速のSが行けて、自分のやりたかったレースができた」と満足そうに振り返っていた。
9回目の挑戦でやまと学校に入学した苦労人だ。中央大学を卒業後に、地元の宮崎県の延岡市役所に就職したが、ボート選手への夢を追いかけた。やまと学校に入学してからも、人一倍厳しく指導を受けた。それでも「その指導があったからこそいまの自分がある。チャンプになれたことで、少し恩返しができましたかね」と笑顔がはじけた。
「自分の持ち味はスタートなのでS巧者を目指したい。そして将来的には、尊敬する荘林(幸輝)教官が取れなかったSGを取りたいです」と力強く宣言。5月11日が初日の地元・若松から、プロとしての第一歩を踏み出す。
