【ボート】今垣が今年2度目のG1V

3回目の三国周年制覇を決め、優勝旗を手にする今垣光太郎
2枚

「開設61周年記念G1・北陸艇王決戦(2日・三国ボート)

 地元の今垣光太郎(45)=福井・63期・A1=が、3コースからカドまくりを決めてV。地元周年は3回目、三国でのG1は7回目、通算では26回目のG1優勝を飾った。2着に山口達也、3着には長田頼宗が入った。

 想定していなかった出来事でも、しっかりと優勝へ結びつけた。本番前のS展示では3対3の枠なり進入だったが、本番ではピット離れで遅れた5号艇の久田がまさかの前付けへ。2コースを奪われてしまった2号艇の今垣は「想定外のコース取りになって迷ったけど、優勝するならカドの方が確率が高いと思って」と、コースにはこだわらず3コース、それもダッシュでの3カドを選択した。

 ダッシュから勢いをつけて飛び出した今垣は、内2艇を一気にのみ込むと、2着争いを尻目に悠々と独走態勢を築いた。「1番(山口)の準優の足が良かったので、今回は難しいと思っていた」と、思わぬ優勝に、本人もやや戸惑い気味ではあったが、集まった三国ファンから温かい祝福の声、盛大な拍手を浴びると、やっと笑顔がこぼれた。

 1月の宮島周年に続き、今年は早くも2回目のG1優勝と好調だ。今年は17年ぶりに、三国でSG(オーシャンカップ=7月15~20日)が開催されることも決まっている。「(三国のSGは)2回出て2回とも予選落ちだったので、次はしっかり準優、優勝に乗れるように頑張りたい」。大目標の地元SGへ向け、三国の大エースがさらに勢いを加速させる。

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