競輪で史上最多のＧ１優勝１６回を誇る神山雄一郎（４６）が２９日　Ｇ３函館記念最終日の１０Ｒで通算８００勝を達成した。

　神山は１９８８年５月８日に花月園でデビュー。選手生活２６年、２０８４走目で偉業を成し遂げた。

　レースは、打鐘先行の片折亮太を目標に直線で追い込んだ。神山は「片折君が先行しそうなメンバーでした。長い距離を踏んでいたので、直線で失速してきた。僕はゴール前で心を込めてハンドルを投げました」と区切りの勝利を素直に喜んだ。

　現役最多勝利数を誇る神山は「８００勝は通過点。まだ引退するわけではないし、競輪は１着を取ってこそファンが喜ぶ競技ですから、これからも一戦一戦頑張る」と抱負を述べた。