初監督・黒木瞳の音にこだわる演出

ファンからのサプライズに涙をこらえる黒木瞳監督=都内
初日舞台あいさつを迎え笑顔を見せる(左から)黒木瞳監督、中村蒼、吉田羊、木村佳乃=東京・丸の内ピカデリー3(撮影・園田高夫)
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 女優・黒木瞳(55)の初監督映画「嫌な女」が25日に公開日を迎え、都内で初日舞台あいさつが行われた。木村佳乃(40)とダブル主演の吉田羊(年齢非公表)は、黒木の音にこだわる独特な演出法を明かした。

 作中でナレーションも担当している吉田は、その収録の時に、普段では受けないような注文を黒木監督から受けたという。

 「羊ちゃん、今の『ミレミミ』、じゃなくて『ドレドド』でお願い」

 セリフのイントネーションを「ドレミファソラシド」の音階で表現した演技指導だった。

 宝塚歌劇団出身というキャリアによるものだろうと推測しつつも、吉田は「分かったような、分からないような…」と首をひねるばかり。そこで、黒木監督は舞台あいさつの席でも、音階にこだわる演出について解説し始めた。

 「例えば、『受け入れるようになってきた。その方が楽だ』(というセリフがある)。『た』がミの音じゃないですか。その後の『そ』がドの音じゃなくて、ソの音で…」

 とここで、出演者のラサール石井から「全然分からない」と突っ込みが。もちろん、こうした演技指導に加えて監督と出演者とのコミュニケーションで作品は作り上げられているが、初監督作品へのこだわりが垣間見えるエピソードではある。

 吉田が演じる堅物の弁護士と、木村が演じる詐欺師による、女の本音を描くストーリー。黒木監督は「(出演者は)イケメンとイケ女子しかいないんですけど、格好いい男とか格好いい女は出てきません。みんな傷ついたり、くじけそうになったり、悩んだり、人生いいことばかりじゃないけど、受け止めてそれでも前へ行こうと(しています)。それでもキラキラ輝いて生きています。その姿をご覧いただきたいと思います」と呼びかけた。

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