貫地谷「ガラスの仮面」最初は怖かった

舞台「ガラスの仮面」製作発表会見であいさつする貫地谷しほり(中央)=都内のホテル
舞台「ガラスの仮面」の主演の貫地谷しほりと原作の美内すずえ氏=都内のホテル
舞台「ガラスの仮面」製作発表会見に出席した(左から)東風万智子、マイコ、貫地谷しほり、一路真輝、小西遼生=都内のホテル
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 女優の貫地谷しほり(30)が24日、都内で行われた舞台「ガラスの仮面」(大阪松竹座、9月1日~11日、東京・新橋演舞場、同月16日~26日)の製作発表会見に出席した。2年前に東京・青山劇場で行われた舞台からメインキャストが全員続投しており、「すごいうれしかったしびっくりしました」と感激した。

 演じるのはヒロインの北島マヤ。地味で平凡な少女が演劇と出会い、女優への道を歩み始めるというストーリーだが、2年前に引き受けた際には不朽の名作の主演を果たせるか「ハードルが高いこと」に不安を感じたという。だが、「いろんな批判が飛ぶんじゃないかな、とすごく怖かったんですが、やってみたら私が一番楽しんでいるんじゃないかというぐらい楽しんでいて。お客様からの反応をたくさんいただいて、今、充実しているなと実感できた時間でした」と、自身の糧になったようだ。

 ライバルの姫川亜弓役のマイコ、伝説の大女優・月影千草役の一路真輝ら共演者と仲良くなり、千秋楽後にはみんなでディズニーシーに遊びにいくほどのチームワークが生まれた。「誰が欠けてもだめだと思っていたので、こうやって同じメンバーで集まれたのがこの上ない幸せだと思います」と喜びにひたった。

 ただ、マヤの理解者である桜小路優を演じる浜中文一(関西ジャニーズJr.)だけは、せっかくの再演にも「人見知りなんで戻っちゃうんですよ。初めましてというぐらいに」とよそよそしい態度。これには貫地谷も「冷たっ!と思いました。目も合わせてくれないので、嫌われたのかな…」と冗談を交えつつ嘆いていた。

 今回は青山劇場から舞台が変わり、用いる装置が異なる関係から台本の変更点が多くなるという。装いも新たになる「ガラスの仮面」で貫地谷演じるマヤがどんな“恐ろしい子”ぶりを発揮するか、注目だ。

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