大島優子の忍者役、堤監督が絶賛

 俳優の中村勘九郎(34)、松坂桃李(27)、女優の大島優子(27)らと堤幸彦監督(60)が17日、都内で映画「真田十勇士」クランクアップ報告記者会見に登場。ワイヤーアクションなど過酷だった撮影秘話などを語った。

 会見前には、真田陣太鼓保存会による勇壮な太鼓演奏が行われ、雰囲気が高まったところで猿飛佐助役の勘九郎、霧隠才蔵役の松坂ら、総勢12人の出演者と、堤幸彦監督が映画衣装で登場した。

 主演の勘九郎は「過酷な撮影現場で、予想以上に大変だった」と振り返ると、松坂も「台本からは想像できないことが現場では巻き起こって、忍者の役なので、少年漫画を地でいく楽しい現場だった」と笑った。

 特に大変だったシーンを聞かれた松坂は、馬と走るシーンを挙げた。「最初は馬に乗って走るのかなと思ったら、堤監督から『馬と併走してください』と言われ、何言ってんだろうと思った」と、まさかの注文に耳を疑ったという。「馬と同じスピードでは走れませんよと言ったんですけど、やってくださいと。しかも忍者なので、腕は振らないでと言われて…」と苦笑いだ。

 それを横で聞いていた堤監督は「人間は最初の10メートルだけなら動物に勝てるんですよ。知ってました?だからその部分だけ使いますから」と話し、笑いを誘っていた。

 また、女忍者役の大島もワイヤーアクションで、木を駆け上るシーンが大変だったといい「そんな経験はもちろんないので…。自分へのチャレンジだと思ってやった」と話し、堤監督から「木を縦に走る女優はあなたしかいない!」と褒めちぎられていた。

 同映画は、9月22日に全国公開。

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